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真龍寺 (世田谷区)
真龍寺(しんりゅうじ)は、東京都世田谷区北沢二丁目にある寺院。曹洞宗に属し、大雄山最乗寺(神奈川県南足柄市)の末寺として1929年(昭和4年)に創建された〔〔〔。「世田谷の道了尊」として知られ、節分会の行事として始まった天狗道中は「天下一天狗道中」となって「しもきた天狗まつり」のメインイベントとして親しまれている〔〔。この寺院と「しもきた天狗まつり」は「天狗まつりと真龍寺」として、1983年(昭和58年)に「せたがや百景」に選定された〔『せたがや百景』83-84頁。〕〔『せたがや百景』89頁。〕。その他に境内が「下北沢音楽祭」などのステージやイベントに使用されるなど、地元とのつながりが強い寺院である。 == 歴史 == 下北沢駅の北口から商店街の中を通り抜けて4-5分歩くと、境内に続く小さな石段が見えてくる〔。石段を上がるとすぐに寺院の境内に入り、そこには大きな天狗の面を収めた「天狗堂」が建っている〔。この寺院は正式名称を「大雄山 真龍寺」といい、曹洞宗に属している〔〔〔〔。大雄山最乗寺(神奈川県南足柄市)の末寺で、1929年(昭和4年)に創建された〔〔〔。 本尊は道了大薩埵(十一面観世音)である〔〔。道了は、最乗寺開山の了庵慧明の弟子であったと伝わる。1394年(応永元年)の最乗寺開創の際に、道了はその怪力を生かして大いに働いた〔。1411年(応永18年)3月に了庵慧明が没すると、道了は寺の守護と衆生救済を誓い、天狗に姿を変じて昇天したという〔〔。 明治時代初期に、原担山という名の僧侶が道了大薩埵の像を自作して巡回の本尊とし、関東地方一円を巡錫していた〔。1929年(昭和4年)になって、伊藤道海という僧侶がこの地に最乗寺の末寺として真龍寺を建立し、像を安置して本尊とした〔〔。 真龍寺は「世田谷の道了尊」として知られ、東京真龍講を組織して本寺である最乗寺に参門したり、清浄鎮火祭、みたまおくり、節分会などの行事を開いたりして地元とのかかわりが深く、節分会の行事として昭和初期に始まった天狗道中は「天下一天狗道中」として「しもきた天狗まつり」のメインイベントとなっている〔〔〔〔。この寺院と「しもきた天狗まつり」は「天狗まつりと真龍寺」として、1983年(昭和58年)に「せたがや百景」に選定された〔〔〔。
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